石の上にも３年っていうけど

「石の上に三年」は、日本の諺で、「一つのことを継続して長く続けることができるか」という意味があります。直訳すると、「Can you stay on a rock for three years?」となります。

この諺は、江戸時代の俳人、松尾芭蕉が「奥の細道」という旅行記の中で、自分が山中で石の上に座って三年間も座禅を続けた修行僧を見たというエピソードに由来しています。

もしあなたが現実に石の上に三年間も座り続けるということを試みた場合、身体的・精神的にかなりの負担を強いられることになります。

長時間同じ姿勢でいることは、身体に負担をかけるため、座っている部位に圧迫痕ができたり、褥瘡（じょくそう）という潰瘍ができたりする可能性があります。また、長期間運動不足になるため、筋力や体力の低下、肥満、循環器系の疾患などのリスクが高くなる可能性もあります。

さらに、一人で長期間の孤独と静寂にさらされることは、精神的にもかなりのストレスを与えることがあります。精神的なストレスによって、うつ病や不安症、睡眠障害などの症状が現れる可能性もあります。

ですから、実際に石の上に三年間も座り続けることは、身体的にも精神的にもかなりの負担を強いられるため、絶対にお勧めできることではありません。

もしも座禅などで石の上に座ることを試みる場合、石の種類によって快適さや安定感が異なるため、選ぶ石には注意が必要です。

以下に、石を選ぶ上でのポイントをいくつか挙げてみます。

• 平らで安定した面がある：座っている間に石が傾いたり、ずれたりすると不快感や身体的負担になります。なるべく平らで安定した面がある石を選びましょう。
• 肌触りが滑らかでなめらか：肌触りの粗い石や、不快感を与えるような形状や突起のある石は避け、滑らかでなめらかな石を選びましょう。
• 大きさが適切である：小さすぎると身体を支えきれず、大きすぎると不快感や負担が生じる可能性があります。自分の体格や座る場所の状況に合わせて、適切な大きさの石を選びましょう。
• 色や模様が好みである：石にはそれぞれ独特の色や模様があり、自分の好みや心地よさに合わせて選ぶことが大切です。

代表的な石としては、滑らかな肌触りで安定感がある玄武岩や花崗岩、人工的なものではクッション性があって快適なウレタン素材の座布団があります。ただし、最も重要なのは自分に合った石を選ぶことであり、慣れるまでは何種類か試してみることをおすすめします。